たぶん、これまでの解説を読めば、自分が疑問に思っていたことや、できなかったトリックのコツがわかり、もう出来ちゃった気分になる人もいると思いますが、実際にやってみると簡単にはやり方通りの動きができないことに気が付くでしょう。
「あの野郎、書いてるほど簡単じゃねーじゃんかよ!?ふざけんな!!」とキレちゃう前に、頭で理解することと、体で理解することは違うということを意識して欲しいです。
参考例として下記を参照して下さい・・・
イメージと現実の違い
−試してみよう!−
誰か一人相手を見つけてじゃんけんをして下さい。
その際、相手には掛け声と一緒に任意に手を出してもらい、自分はそれに勝つ手を後出ししてみて下さい。
(相手がいなければ、サザエさんがおすすめです。)
後出しだから、当然簡単にできたと思います。
次に相手に同じく手を出してもらい、自分はそれに負ける手を後出ししてみて下さい。
勝つ手を出すときと同じようにできたでしょうか。
大抵の人は頭でわかっていてもとっさに体が動かず、ワンテンポ遅れないと出せないはずです。
じゃんけんは勝つことが習慣となっているため、頭だけでなく、体もそれに慣れているということが分かると思います。
これは新しい動作を覚える場合、頭で覚えたりイメージするだけではできないということです。頭と体を連動し習慣化させないとイメージに対応する動作ができないということが理解できたのではないかと思います。
ワンテンポの動作の遅れが、グラトリでは怪我を招き、エアーでは死に至ることもあります。
新しい動作を試みる場合は常にこれを忘れずに、体を動作に馴染ませるための練習を必ず行って下さい。
最初はちっともできなかったトリックでも、その動きや理屈を頭で理解した上で、イメージに近づけるようたくさん練習を重ねれば必ずできるようになるので、
夢をいつまでも夢のままで終わらせないよう、目指したトリックを理想のままに終わらせないよう頑張って欲しいと思います。
達成してみんなで喜べたら一番いいな。。。